なんだか疲れている。
やる気がでない。
自分はなんでこんなに苦しいんだろう。
など生きづらさを感じることってありませんか?
そんな時にオススメの本を紹介します。

1オススメポイント
「あやうく一生懸命生きるところだった」
の著者は、韓国人のイラストレーター、ハ・ワンさんです。
著者はある日、
一生懸命頑張り続けてきたのに、
幸せになるどころか、
どんどん不幸になっている気がする
のは気のせいだろうか?
と気づきます。
そして、40歳をターニングポイントにし、
今日から必死に生きないようにしよう
と決心するところから始まります。
同じく40歳になり、
がむしゃらに頑張ってきたけど
心身ともになんだか疲れてるし、
成功している気もしない私、
むちゃくちゃ共感しました。
40歳になっていない人でも、
ブラックな職場、
家庭、
受験勉強、
習い事、
友達との関係などで
一生懸命頑張ってるのに、
報われないなー
と思うことはありませんか?
そんな時に、読んでみると、
心が軽くなるオススメの本です。
青字だけ読んでも充分気づきがある
疲れてると、
本を読む気力が湧かない
こともありますよね。
でも、この本は、
そんなお疲れのあなたにも優しいです。
大事なところは青字になっていて、
そこだけ読んでも癒されます。
例えば、こんな感じ。
何のために頑張っているんだっけ?
(文章)
何もない自分は負け組だ
(文章)
ところで、誰に負けているのだろう?
(文章)
文章もわかりやすいので、
力を抜いて生きるヒントが
たくさん散りばめられているのですが、
この青い文字だけ読んでも、
肩の荷が下ろせる
優しい言葉が並んでいます。
ちょっと待て、私。
何でこんなに頑張ってるんだ?
ひょっとして、こんなに
頑張らなくても大丈夫なのでは?
と気付かされます。
特に頑張りすぎ症候群の人は、
頑張って色々考えがちなので、
青文字だけ読んでも
著者が言いたいことを読み取れるでしょう。
イラストだけ見ても癒される
著者がイラストレーターなので、
挿絵に、
著者のメッセージ入りのイラスト
がたくさん使われています。
文字を読みたくない人は、
このイラストだけでも
すごく気持ちが楽になりますよ。
私は、やる気を出すと取り締まるやる気警察が、
「ムダな抵抗はやめろ!
ムリしてやる気を出すな!」
と言っているイラストが
お気に入り。
一生懸命読まなくてもいい設計
青字だけ読んでもO K、
イラストだけ見てもO Kと、
とにかく、
一生懸命読まなくてもいい本になっています。
疲れている読者が、
一生懸命読まないように
完璧にデザインされています。
一生懸命生きないと決めた著者が、
読者も一生懸命さを手放せるように
デザインしてくれていますので、
頑張ることをやめた先輩の導きに身を委ね、
ノンストレスな部分だけ読み進めていきましょう。
2私がハッとした言葉
この本の中で、
今の私がハッとした言葉を紹介します。
やる気がなくても充分働ける

私は、
何でも頑張りがちな性格なので、
もちろん仕事も頑張りがちです。
忙しくてやりがいがある職場だと、
むちゃくちゃ頑張って働いて、
身体を壊したこともあります。
逆に暇な部署や、
やる気がでない仕事にぶち当ると、
落ち込みます。
まさに今、暇で楽だけど、
やる気がでない職場で、
何だかつまらない毎日を送っている私には、この言葉が響きました。
やる気なくても
ちゃんと仕事終わるし
ちゃんと給料もらってるじゃん!
もちろんやる気が出て、
やりがいがあって、
給料ももらえるなら最高ですが、
そうじゃないこともたくさんあります。
でもそれでもいいじゃん、
と言ってもらえてすごく心が楽になりました。
ただし、ブラックな職場からは全力で逃げましょうね!
何で結婚しないの?という言葉は、暴力

私は著者と同じ40歳ですが、
今まで結婚したいと思ったことがありません。
職場の同僚や親戚から
「何で結婚しないの」とか
「まだ結婚しないの」とか、
数え切れないほど聞かれてきました。
この本を読んで、
本当に長年のストレス、
モヤモヤが言語化されて、
しかも本にまでなっていて、
スッキリしました。
「何で結婚しないの?」は、
みんなが正しいと信じる価値観に従わない者への暴力
だから、聞かれるだけで
こんなにストレスだったんだと
腑に落ちました。
結婚しないの?
(結婚はいつから義務になったのかな?)
彼氏はいないの?
(もし私がLGBTだったらとか、考えたこともないんだろうな)
聞かれるたびに、
私の心の声は大騒ぎで、
この人には近づきたくないなー
と思っていました。
この本に、
「暴力をふるってくる人だから、
その感覚は合ってるよ」
と言ってもらえた気がして安心できました。
そういえば、
尊敬できる人からは
「何で結婚しないの?」
なんて聞かれたことがありません。
3タイトル、帯にピン!ときたら手にとってみて
「あやうく一生懸命生きるところだった」
の帯にはこんなことが書かれています。
- 毎日、走り続け疲れきったあなたへ。
- 自分をすり減らす毎日から抜け出し
“自分らしい生き方”
に出会える人生エッセイ - 人生に悩み、疲れたときに
立ち止まる勇気と
自分らしく生きるための後押し
をもらえた
私は電子書籍で購入したので、
最初は、帯を読んでいなかったのですが、
本を読み終わったあと、
この帯の内容に気づき、
ウンウン!だよね!
と頷かざるを得ませんでした。
そうそうそう!
自分すり減らしてた!
私、疲れきってた!
タイトルと帯にぴーんときた人は、
読んでみると、
心のモヤが晴れて、笑顔になれる
そんな本でした。