自分の人生、このままでいいのかと悩んでいる方、
職場・家庭・友人との人間関係に悩んでる方、
仕事やお金について悩んでいる方、
とにかくいろんな方に、ぜひやってみて欲しいゲームがあります。
それは、「7つの習慣ボードゲーム」です。
人生を変えると言っても、
いきなり大金持ちになれるとか、
ある日突然、理想のパートナーが現れる、
というわけではありません。
でも、ゲームに参加した後、不思議と、自分の行動が変化するのです。
このゲームは、世界的名著「7つの習慣」をベースとして作られています。
今回、「7つの習慣」について全く知らない人でも、
7つの習慣ボードゲームだけはやってみて欲しい!
と思い、記事にしました。
この記事で紹介すること
- 7つの習慣ボードゲームをプレイする方法・費用
- 7つの習慣ボードゲームのルール
- 7つの習慣ボードゲームで得られること
1 7つの習慣ボードゲームをプレイする方法・費用
(1)自分で購入する
7つの習慣ボードゲームは、Amazonなどでも販売されているので、自分で購入して、ゲームを行うこともできます。
自分で購入する場合は注意点があります。
- 1人ではできない(少なくとも3~4人以上、できれば6人でやるのがオススメ)。
- 結構高い(2021年3月16日時点 23,650円)
(2) 7つの習慣ボードゲーム会などに参加する
7つの習慣ボードゲームを全くやったことがない人には、最初は、7つの習慣ボードゲームを行なっているコミュニティなどを探して、ゲームに参加するのがオススメです。
7つの習慣ボードゲームの公式サイトでは、公認ナビゲーターの紹介ページがありますので、自分が住んでいる場所の近くのナビゲーターを探すことができます。
2 7つの習慣ボードゲームのルール
7つの習慣ボードゲームのルールを、簡単に紹介します。
- ゲームの進め方
- ゲームクリア条件
この2つについて、順番に、解説していきます。
ゲームの進め方
7つの習慣ボードゲームは、すごろくや、人生ゲームのように、サイコロを振って出た目の数の分、自分のコマを進めて、止まったコマの指示に従うゲームです。
ゲームの進め方を、紹介しますね。
初めてゲームをする方に、初めてゲームをする時ならではの「楽しさ」を感じていただくために、一部、説明していない部分もありますので、ゲームに精通されている方は、大目に見ていただけると嬉しいです。
(1)次の3つを、選ぶ
- 自分が使うコマ
- 自分が最初に雇用する人(レベル1の、A〜F6人から1人)
- 自分のミッションステートメントカード
(2)300c受け取る。研修を受けるか決める(費用:100c)
このゲームの中での通貨は、7つの習慣の著者、スティーブン・R・コヴィー氏にちなんで、c(コビー)。
(3)サイコロを振って、コマを進め、コマに書いてある指示に従う。
- プロジェクト
- 雇用
- イベント
- 刃を研ぐ
(4)ターン数(6人なら12ターン)が終わるまで、3を繰り返す。
※第1ステージ〜第3ステージまであり、条件を満たすと、次のステージに移動できる。
ゲームの進め方で、必ず、重要になってくるのが、次の4つです。
- ミッションステートメントカード
- プロジェクト
- 雇用
- 刃を研ぐ
ゲームクリアや、このゲームで得られる価値に深く関わってきますので、1つ1つ紹介します。
❶ミッションステートメントカード
ゲームの最初に、ミッションステートメントカードを1枚選びます。
ミッションステートメントカードには、こんな内容が書かれています。
- 不老不死技術の研究 Level4 信頼チップ12枚以上
- 空気を綺麗にする自動車の開発 Level2 お金4000c以上
- 環境エネルギーの保護 Level2 影響力15以上 などなど
ミッションステートメントカードには、
- 「信頼チップ」「お金」「影響力」の3種類のうち、どれか1つを
- カードで指定されている数以上集める
というミッション(目的)が書かれています。
集める数は、ミッションステートメントカードに書いてあるレベル(Level1からLevel5)や、参加人数で変わります。
❷プロジェクト
プロジェクトに止まった人は、Level1から3、どのプロジェクトを行うか決め、カードを引きます。
そして、プロジェクトが成功すると、「お金」と「信頼」チップがもらえます。ミッションステートメントカードに書かれているミッションのうち2つは、プロジェクトで集めることができます。
プロジェクトは、レベルが3段階あり、レベルが上がるごとに報酬が大きくなります。
Level1
- 雇用しているレベル1以上の人が参加できる。
- AからFの6種類の中で、カードで指定された2種類の人の参加が必要。
- 報酬は、信頼チップ1枚と500c
Level2
- 雇用しているレベル2以上の人が参加できる。
- AからFの6種類の中で、カードで指定された3種類の人の参加が必要。
- 報酬は、信頼チップ2枚と1000c。
Level3
- 雇用しているレベル3以上の人が参加できる。
- AからFの6種類の中で、カードで指定された4種類の人の参加が必要。
- 報酬は、信頼チップ3枚と2000c。
プロジェクトを成功するには
例❶:レベル1のプロジェクトで、AとBの2人必要と指定されている場合
- 影響力1以上のA、Bのカードを持っている人でプロジェクトを行います。
- 自分が、AもBも持っていない場合、他の参加者に報酬を支払って、プロジェクトを行います。
例❷:レベル3のプロジェクトで、A、B、C、D4人が必要と指定されている場合
- もし影響力1のAのカードを持っていたとしても参加できない。
- 影響力3以上のA、B、C、Dのうち1人でも欠けていると、プロジェクトは実行できず、報酬ももらえない。
最初は、影響力1の人しか雇用していないので、ゲームを進めながら、レベルの高いプロジェクトを行うために、影響力の高い人を雇用していく必要があります。
❸雇用
雇用に止まると、新たに人を雇用することができます。
次の2つのカードの山、どちらかから、上から3枚カードを引き、3枚の中から1枚、雇用したいカードを選び、費用を支払って、雇用します。雇用しなかったカードは、山に戻します。
Team Card
- 影響力1から影響力3のカードが入っている。
- 影響力1 200c、影響力2 400c、影響力3 600cで雇用できる。
Proffessional Team Card
- 影響力3から影響力5のカードが入っている。
- 影響力3 600c、影響力4 800c、影響力5 1000cで雇用できる。
「Team Card」か、「Professional Team Card」どちらから引いても大丈夫です。
影響力1〜5までのチームカードがありますが、報酬が最も高い、レベル3のプロジェクトに参加して、報酬をもらうためには、影響力3以上の人を雇っている必要があります。
チームカードには、影響力1のA〜F6種類、影響力2のA〜F6種類というように、A〜F、6種類のカードがあります。A〜Fというのは、その人が、得意な分野の違いみたいなイメージだと、私は思っています。
❹刃を研ぐ
刃を研ぐに止まった人は、刃を研ぐカードを3枚引き、1枚は自分が受け取り、1枚は他の参加者の誰か1人にあげます。残りの1枚は、カードの山に戻します。
刃を研ぐカードには次の4種類があります。
- 肉体
- 社会・情緒
- 知性
- 精神
ゲームクリア条件の1つが、この刃を研ぐカード4種類を全て集めることです。
ということで、ゲームクリア条件を紹介します。
ゲームクリア条件
次の3つの条件を、全て満たすと、ゲームクリアです。
- ミッションステートメントカードに書いてある「ミッション」を達成
- 信頼チップ7枚、影響力7以上を集め(参加者6名の場合)第3ステージまで進む
- 刃を研ぐカード4種類を全て集める
私が、初めて7つの習慣ボードゲームをやった時は、この条件を全く覚えられなくて大変だった記憶があります。
もちろんゲームクリアしてませんよ;
クリア出来なくても、自分にとっての大発見があったり、いろんな力が自然と身に付くことが、7つの習慣ボードゲームのいいところです。
7つの習慣ボードゲームで得られること
いよいよ、この記事で1番伝えたかったこと「7つの習慣ボードゲームで得られること」を、私の経験で紹介します。たくさんあるんですが、今回は厳選して、この3つを紹介します。
- 自分の本当にしたいこと(ミッション)からブレなくなる。
- 誰とでも、交渉ができるようになる。
- 自分が今まで気づいていなかった無意識のクセに気づく。
❶自分の本当にしたいこと(ミッション)からブレなくなる
7つの習慣の1つに、「最優先事項を優先する」という習慣があります。
これは、自分のミッション(目的や目標)のために、優先しなければいけないことを、何よりも優先するということです。
7つの習慣ボードゲームは、開始前に、次のことを考える時間があります。
- 今回のゲームの目標
- 目標を達成するために何を意識するか
- ゲームを終わったあとにどうなっていたいか
私の場合、ゲームの目標を、
- ゲームクリア条件のうち、「ミッションステートメントカードに書いてあるミッションを達成」だけは絶対にクリアする。
と決めていたのに、気づいたら、ミッションステートメントカードに書いてあるミッションだけ達成していない。みたいなことがありました。
今日これやろう!と思ってたはずなのに、次から次に起こることに振り回されて、やりたかったことだけ全く出来ていない。あるあるー。
7つの習慣ボードゲームでは、
- ゲームクリア条件がいくつもある
- 他の参加者は自分と違うミッションを持っている
という要素を取り入れられています。これによって、ゲームが複雑になり、特に、初めてゲームをする人には、ゲームのミッションを忘れやすくなってしまいます。
現実世界で、私たちは意識していないと、すぐに自分の目的を見失いやすいということを、ゲームの中で、体験できるんです。
私は、いくつもの(緊急!といって押し付けられた)仕事に忙殺されている時などに、ふとゲームが頭をよぎり、「これより先にやらなきゃいけないことあったわ!!」と気づくことができるようになりました。
他にも、残業しすぎて、心身ボロボロの時期に「体を休める!今月は残業しない」と決めていたのに、気づいたら残業していた時に、次の日から、残業しないどころか有給を取って休みまくる!という行動が取れるようになりました。
このミッションに関しては、他の記事でも紹介しています。
https://cocokaraodoru-sin-taikukan.blog/jinjiido/❷誰とでも交渉できるようになる
上司や家族に、自分の考えをきちんと伝えて、交渉出来ていますか?
7つの習慣ボードゲームをやると、確実に交渉ができるようになります。
というのも、ゲームの中で、強制的に何回も交渉する場面が発生するからです。
例えば、プロジェクトに止まった時、自分だけではプロジェクトができないことが多いので、必ず他の人を雇う場面が発生します。
この時、雇う側は、いくら報酬を払うのか、雇われる側は、いくら報酬をもらいたいか、きちんと伝えて交渉することになります。
500cと信頼チップ1枚もらえるプロジェクトで、2人雇う必要がある場合、
もし、雇われる2人が「500cほしい」、私も「500cほしい」と言ってきたらどうしますか?
相手の言うとおりにしてしまうと、500cの赤字です。
となると、「500cしかもらえないプロジェクトなので、200cずつでどうですか」と交渉するしかありません。
もし相手が納得しない時は、「それなら、このプロジェクトは流すことにします」と取引を断る選択もできます。
私は、仕事を押し付けられそうになった時に、交渉できるようになりました!
私の場合、半年前まで、仕事を頻繁に、大量に押し付けられて、長時間1人で残業していました。
ですが、7つの習慣ボードゲームに3回目の参加をした頃から、相手が上司だろうと、断ることができるようになりました。今は、毎日、NO残業DAYです。
「私の現在持っている緊急の仕事を終わらせるには、最短で1ヶ月かかります。それが終わってからでいいならやります。いますぐやれと言われる場合は、今の私の仕事のうち、やらなくていい仕事を教えていただけますか?」
と伝えたら、以降、仕事を押し付けられなくなり、ストレスがかなり軽減しました!
❸自分が今まで気づいていなかった無意識のクセに気づく
7つの習慣ボードゲームでは、いろんな場面で、参加している人の無意識のクセが出てきます。
良いクセの場合は問題ありませんが、できれば直した方がいいクセもあります。
14回ゲームに参加し、1番直した方がいいと思ったクセは「自己犠牲」です。
これは、私のクセではなく、他の参加者のクセですが、本当に今すぐ自己犠牲やめてー!と叫びたくなります。
ゲームの中で、プロジェクトをするとお金と信頼チップがもらえますが、自己犠牲のクセがある人は、
なんと、自分の手元に何も残らないどころか、自分の貯金を取り崩して、貢いじゃう人までいます。
500cと信頼チップ1枚もらえるプロジェクトで、2人雇う必要がある時に、2人が500cずつ要求した場合に、本当に500cずつ渡しちゃう人がいるらしいんです!!
プロジェクトの報酬では、信頼チップを渡すこともできるんですが、自分のミッションが信頼チップを集めることで、まだ集められていないのに、人にあげたり。
しかも、思わずファシリテーターや、ゲームに慣れている人が
「いやいや、何やってんの?あげすぎあげすぎ!」と指摘するまで、本人、全く気づいてませんでした。
現実では、自分の時間や体力を削って、他人に尽くして、疲れ果てて、しかも何も返って来るものがないことが多い。って気づいて、自分の行動を変えた方がたくさんいらっしゃいます。
まとめ
7つの習慣ボードゲームについて、少しはわかりやすく紹介できたでしょうか。
自分が本当にやりたいことに集中したい方、交渉力を身につけたい方、自己犠牲やめたい方などなど、あらゆる方におすすめのゲームです。
本当に、自分の行動が変わって、自分の人生を自分で変えることができるゲームだと、私は思っています。
ここまで読んでいただいた方には、ぜひ7つの習慣ボードゲームをやっていただきたいです。